白内障とは
白内障は、目の疾患の一つ。水晶体が灰白色や茶褐色ににごり、物がかすんだりぼやけて見えたりするようになる。以前は「白底翳」と呼ばれていた。
症状
発生の原因によって、症状の現われ方と進行の速度に違いがある。いずれの場合も、最終的には視界が白濁する。ある程度まで白濁が進むと水晶体の中で散乱する光によって視界が白く染まってしまうが、そこに至る過程では視界に霧がかかったようになる。
治療
一旦発症し、混濁したものは元には戻らない。
早期においては、進行を遅らせる目的で酸化防止剤等の薬剤を使用する。点眼治療に関しては、厚生労働省研究班が「有効性に関する十分な科学的根拠がない」と2003年6月の日本白内障学会に発表するという報道がなされ、物議をかもしたが、比較的早期においては、進行を遅らせる効果があるというのが一般的な考え方である。近年手術時間の短縮や術後視力予後の改善期間が短くなってきていること、高齢者でも運転する人が多いなどQOLの意味から、以前よりも早期に手術を行う傾向にあり、長期にわたり点眼薬等の処方を行うのは、高齢者の診療を行う、眼科以外の診療科に多い傾向がある。